『 はじめてのマーケティング 』シリーズ – セリング と マーケティング
セリング と マーケティング は起点が違う
セリング (売り込み) とマーケティングの違いについて少しふれます。まず、セールスとマーケティング、どちらが大事かという話ではありません。
このように考えること自体、実務上、意味のないことです。それでは、なぜわざわざ違いを確認するのかですが、まずは以下の図を見てください。
セリング | マーケティング: 線引きすること自体がイケてない
セリングとマーケティング思考では、起点が違います。セリングとは、短期的に売上を上げるため、あるものを売ります。お客さまを説得し、売り込みます。そのため自社の製品やサービスあるきです。一方、マーケティングはお客さまのニーズやウォンツを満たし、買っていただくのです。
対象となるお客さまを特定し、ニーズやウォンツを満たすために、また課題や悩みを解決するために、どのようなベネフィット(お客さまにとってのメリットや価値)を創出し、いくらで、どのように提供できるかなどを考えます。
そのため、マーケティングは製品やサービスを創り出すことを含みます。また、お客さまのニーズや期待に応えるため、企業の各機能と連携し調整し、お客さまに最大の価値が提供できるように効果を上げる必要があります。
セールスの観点からも、お客様の課題を解決するような提案や対応をしているので、線引きすること自体がナンセンスです。セリングとマーケティング思考両方を備えることにより、より高い価値をお客さまに提供でき、ニーズや期待に応えることができます。
はじめてのマーケティング: セリング と マーケティング は起点が違う
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※備考:サービス紹介を追加(2020年)