[ ウェビナーの集客: 無料の告知から有料広告までの集客方法をご紹介 ]
今回は、既存のお客さまへの告知から、連絡先のある企業への案内、有料広告まで、さまざまな集客方法やコツをご紹介します。いろいろな方法を組み合わせ、集客を行い、ウェビナーを成功させましょう。デジタルマーケティングの強化を図り、見込み客や商談の数を増やし、売上向上を目指しましょう。
ウェビナーの集客: スケジュールや計画
多くの人にウェビナー開催を知ってもらい、参加していただくことは重要なことです。そのためには、しっかりと段取りを行うことです。やるべきことを計画して実行していくことです。ここでは、どう計画を立てていくのかについて、いくつかポイントをご紹介します。
オンラインでの告知は遅くとも2週間前から開始する
ウェビナーを適切に告知し、集客していくためには、事前の準備と計画が大事です。開催2、3週間ほど前から案内できるようにしましょう。イベントの内容や規模によっては、1週間前からでも集客可能です。ただ、一般的な法人向けウェビナーであれば、遅くとも2週間程前からは集客開始したいです。メールやソーシャルメディアの投稿、リリース配信などを行っていきましょう。
講演時間: 30分から1時間
ウェビナーの時間は、何を伝えるかで理想的な時間は変わってきます。ただ、対面型のセミナーと比べ、比較的短い時間のウェビナーは参加しやすいです。逆に時間が長すぎると、「拘束時間が長いから参加したくない」ということがありえます。
例えば、製品のデモや事例紹介などであれば、30分より短くていいと思います。基本的には、1時間以上は避ける方がいいと思います。ウェビナーの時間が長い場合は、短いセッションに分割するといいでしょう。メリハリをつけるなどして進めるといいでしょう。
ウェビナーを開催する理想の曜日
ウェビナーを開催する理想の曜日ですが、残念ながら、「この曜日!」というものはありません。一般的に水曜日と木曜日は、ウェビナーへの参加者が増えると言われています。しかし、それがあなたのウェビナー対象者に該当するとは限りません。まずは、ウェビナーの対象者のこと、例えば、いつ、どのような行動をするのかなどの仕事の進め方を理解しようと努めましょう。バイヤーペルソナが作られている場合は、バイヤーペルソナのことを踏まえ、ウェビナーの開催日を決めていきましょう。あとは、実際に試しながら、申込数、申し込み率、参加者数、参加率などの情報を収集、分析しながら、ウェビナーの内容や参加対象者にあわせて、最適な曜日や時間になるように調整していきましょう。
ウェビナーの案内メールを配信する最適な曜日や時間
ウェビナーの案内メールを配信する最適な曜日や時間ですが、これも前述の『ウェビナーを開催する日』と同様で、残念ながら「この曜日!」「この時間!」というものはありません。ひょっとしたら、水曜日が月曜日とかと比べると、少しだけクリック率がいいとかはあるかもしれません。ですが、業界や業種、職種など、ウェビナーの参加対象者によって最適なタイミングは変わってきます。
まずは、ウェビナー用というよりは、普段からメールマガジンの配信日時、反応、開封率やコンバージョン率などを収集、モニタリングしておきましょう。そして、ウェビナーの参加対象者の理解に努め、またバイヤーペルソナを参考にして、案内の日時を調整していきます。また効果や結果を見ながら、常に改善していきましょう。
あらゆるところでウェビナーを案内する
ウェブサイト、ブログやソーシャルメディア、メールマガジンなど、あらゆるところでウェビナー紹介のコンテンツを作成し、案内しましょう。より多くの人に知ってもらい、申込者数を増やすために、積極的にウェビナーの開催情報を発信していきましょう。
Webサイトにウェビナーページを設ける
ウェビナー一覧ページを用意するのも手です。今後、予定しているウェビナーを知ってもらえます。またアーカイブを見てもらうこともできます。テーマや用途などで分類して、表示するといいでしょう。
ウェビナー情報を埋め込む
ウェビナーの内容と関連するテーマを扱っているページやブログには、ウェビナー情報を掲載しましょう。また、ウィジェットを作成し、より目立つところに掲載し、ウェビナー告知を強化します。特定のウェビナーではなく、今後開催される予定のウェビナー一覧の紹介であれば、ウェビナーのテーマや内容に応じて、関連するイベントのみを表示できるようしておくといいでしょう。
ブログでウェビナーを告知する
ウェビナーの詳細な案内としてブログを投稿し、直接的に告知したり、あるいはウェビナーのテーマについての記事を執筆し、その流れでウェビナーを紹介などを行ったりして、ウェビナーの案内を行います。
ブログでウェビナーのメイキング情報を共有する
『ブログでウェビナーを告知する』で紹介したような、ウェビナーに関する情報を紹介する方法は他にもあります。時間やリソース的に余裕があればですが、例えば、ウェビナーのメイキング情報として、断片的な情報だけを公開し、興味をひく手法もあります。
ニュースリリースとして、ウェビナーを告知する
ウェビナーをブログとしてだけではなく、ニュースリリースというカタチで案内するのも手です。
ソーシャルメディアでウェビナーを告知する
ソーシャルメディアではウェビナー案内の投稿をして、認知度を高めます。Twitter、Facebook、Linkedinなど、さまざまなソーシャルメディアを活用します。
投稿内容についても『ブログでウェビナーを告知する』で紹介したようにウェビナーのテーマに関する情報や、『ブログでウェビナーのメイキング情報を共有する』で紹介したメイキング情報などを共有してもいいでしょう。
ツイートや投稿を固定する
ウェビナーの案内情報を含めたツイートや投稿内容を、Twitterアカウント、Facebookページ、Linkedinページなどにピン留めします。これにより、より多くの訪問者に知ってもらえます。
ソーシャルメディアアカウントのバナーで告知する
ソーシャルメディアのアカウントのバナーも、ウェビナー案内で使えます。ただし、ソーシャルメディアによって、バナーのサイズが変わるため、ウェビナーの集客を始める前に、必要なバナー画像を一度にまとめて作っておくといいでしょう。
業界や専門分野のポータルサイトを利用する
外部のポータルサイトやメディアでは有料、無料、さまざまなサービスがあります。一部の情報については無料で掲載できるサイトも多くあります。ウェビナーの参加対象者が多く使っていると思われる媒体については、しっかりとイベント情報を発信しましょう。普段リーチできない人たちと接点ができます。ウェビナーを多くの人に知ってもらう機会を増やすことができます。
セミナーポータルサイトを利用する
セミナーの告知ができるサイトです。こちらも前述の業界のポータルサイト同様に、無料でウェビナー情報を掲載できるところもあるため、より多くの人にリーチできるよう、ウェビナー情報を発信していきましょう。
オンラインコミュニティでウェビナーの案内をする
もし自社でFacebookなどのコミュニティを運営されている場合は、こちらもでしっかりと告知しましょう。また、ウェビナーのトピックに関心を持ちそうなコミュニティがあれば、そこに参加してみるのも手です。ただ、最初からの積極的な告知は避ける方がいいでしょう。今後、ウェビナーについて話す機会があれば、紹介するぐらいのスタンスで関わるといいでしょう。
メールマガジン/Eニュースレターなどでウェビナーを案内する
法人向けのビジネスであれば、効果の高いウェビナー集客の方法の一つです。企業が保有するお客さま情報であるハウスリストに対してメールをします。ただし、気をつけるべきことは、やみくもに全員に送らないことです。ウェビナーのテーマやトピックに興味のある人にのみメールを送ることが重要です。これはウェビナーの告知だけではないですが、ターティングメールを行うことです。興味がある人、役に立つと思われる人向けのみに絞って案内することが大切です。関係ない人に送り続けると、メールがジャンクメールとして扱われたり、解約されたりしますので、注意して下さい。可能であれば、メールをできるだけパーソナライズするといいでしょう。
個別にメールでウェビナーを案内する
ウェビナー関係者からのメール案内だけではなく、既存のお客さまやパートナーと接点のある営業やカスタマーサポート担当者から個別にメールで案内をしてもらうのも有効です。また営業担当者から見込み客に対して、商談のキッカケを得るためにウェビナーを案内するのもいいでしょう。
メールの署名にウェビナー情報を入れる
メールは、日々のコミュニケーションで欠かせません。営業やマーケティング担当者だけではなく、カスタマーサポートチームなど、社外の人とやりとりする関係者全員が署名にウェビナー情報を追加することで、お客さまやパートナーなど、より多くの人にウェビナー開催を知っていただき、ウェビナーの認知度を高めます。長期的には、参加者を増やすことに貢献していきます。ただ、人によっては署名に多くの情報を入れすぎて、見にくいなど別の問題も出てくることがあるため、署名はできるだけ情報を絞り、シンプルで見やすいものを心がけましょう。
リスティング広告を使ってウェビナーの集客する
ウェビナーのテーマやトピックなどに興味のある人に対して、検索結果画面でテキスト広告による告知が可能です。検索しているユーザーはニーズが割と明確になっているため、より顕在層へリーチできます。
ただし、リスティング広告だけの話ではないですが、有料広告をする際は、事前に集客にいくら投資するのかを決め、さらに費用対効果はモニタリングしていく必要があります。
ディスプレイ広告を使用してウェビナーを宣伝する
リスティング広告と比べると、対象がより潜在層になりますが、ディスプレイ広告を利用する方法もあります。Googleディスプレイネットワーク(GDN)や、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)などを利用することで、より多くの人にリーチできます。特にバナー広告であれば、テキストよりも、参加者が期待する雰囲気のようなものをより感じてもらうことができます。
ソーシャルメディア広告を使ってウェビナー告知をする
FacebookやLinkedinであれば、かなり細かくターゲットを設定できます。ウェビナー参加対象者が具体的であれば、より適切な顕在層にリーチできます。また安価かつ簡単に行えるのもメリットの一つです。
「リード獲得広告」でウェビナーの集客をする
FacebookやLinkedInなどのサイトでは、ウェブサイトやランディングページへ誘導して、登録してもらう通常の広告と違う、入力フォーム付きのリード獲得に特化した広告(リード獲得広告)もあります。これらを試してみて、費用対効果を測りながら利用するのも集客の一つです。
自動返信メールにウェビナー案内を追加してみる
お客さまとのメールコミュニケーションという視点で考えると、メールのやりとりは個別のメールやメールマガジンだけではありません。トランザクションメールのような自動返信メールも含まれます。例えば、資料ダウンロードの際の自動返信メールに、今後のウェビナー予定を入れるのも、より多くの人に知ってもらう手段の一つです。ダウンロードした資料の内容がウェビナーのトピックと関係している場合、あるいは同じターゲット層の場合、この接点を活かさない手はないです。
ウェビナーの登録フォームを埋め込む
通常は、ウェビナーの登録ページに誘導し、登録してもらいますが、離脱する率が上がります。そのため、例えば、ブログなどでウェビナーを紹介した際に、ウェビナーの登録フォームを埋め込み、そこで申し込んでもらうのも手です。Zoomでもiframeを使って埋め込むことができます。
リマインドメールを送る
対面型のセミナーと比べると、ウェビナーは申し込みや参加が簡単です。そのため、ウェビナーの開催日時だけではなく、申し込んだことを忘れてしまう人もいます。そのため、前日や2日程前、また当日にもリマインドメールを送ることは重要です。
オンフラインでもウェビナーの集客をする
ウェビナーだからといって、すべての集客活動をオンラインのみで限定する必要はありません。
営業チームやカスタマーサポートチームからのウェビナー案内を積極的に案内してもらう
前述の『個別にメールでウェビナーを案内する』だけではなく、お客さまやパートナーなど多くの人と話す機会のある営業チームやカスタマーサポートチームには、メールだけではなく、案内する機会があれば、常に紹介してもらうよう依頼しておきましょう。
代理店やパートナー経由でウェビナーを紹介してもらう
代理店やパートナーに集客の協力をお願いしましょう。協力を得られるように、相手のメリット、例えば商談を作るなど、しっかりと伝えましょう。より多くの人にウェビナー開催を知ってもらえるよう、必要に応じて、密に連携していきましょう。
テレアポでウェビナーの集客をする
一般的なオンラインの集客方法と違い、テレアポの場合、お客さまに対して、積極的にウェビナー情報を伝えることができます。闇雲に電話をかけても成果は出にくいでしょう。効率よく集客するため、ターゲットを絞りリスト作成すること、また、トークスクリプトなどを用意していおくことは、通常のテレアポと同じように必要です。
チラシを作って集客をする
ウェブサイトやブログなどで案内しているコンテンツを活用し、ひと目で参加するメリットがわかるようなチラシを作りましょう。もし展示会などターゲット層が多く集まりそうな場所であれば、印刷して紹介するのも有効な手段の一つです。
FAX DMを活用する
法人向けであれば、前述したチラシを有効活用して、FAX DMで案内するのも手です。郵送のDMと比べると安価かスピーディーに行うことができます。
その他、 ウェビナーの集客
ウェビナーの集客をしっかり行い、継続的に行っていくためには、お客さまに役に立つウェビナーを続けることです。ウェビナーの目的や参加対象者にもよりますが、一方的に製品やサービスの紹介をするのではなく、あくまで参加者が困っていることや課題を解決できる情報や学べるコンテンツを提供し続けていくことが重要です。
一緒に行う共催パートナーを増やす
代理店やパートナーに紹介してもらう以外にも、代理店やパートナーと共催するの手段もあります。また、参加者にとってより高い価値が提供できる企業と共催するのはおすすめです。
企画段階から参加者へ提供できる価値や集客力を高めるため、2、3社との共催ウェビナーをプランするのです。そうすることで、十分な量のハウスリストを持って集客もできます。ただし、ウェビナーの全体の時間が1時間から1時間半ぐらいに収まるプログラムにしましょう。『ウェビナーの時間』で述べた通り、ウェビナーの時間が長すぎると、拘束時間が長いから参加したくないというようなことが起きます。
オンデマンド配信も活用する
決まった日時で開催するライブ配信のウェビナーを録画して、ウェビナー開催後、オンデマンド配信として提供するのも手です。フォーム入力をしてもらうことで、見込み客の情報も収集できます。
参加特典を用意する
ウェビナー自体の価値をしっかり提供することが最重要です。ただ、参加特典をつけると集客しやすいというのはあります。例えば、参加者限定の割引クーポンを提供するのも手です。販売目的のセミナーで特に有効です。
アンケートをとる
参加者に、いつ(曜日や時間帯)が参加しやすいか、希望かなどをアンケートをとります。そのアンケート結果を参考に、次回のウェビナーの開催日時を決めていきます。
デジタルマーケティング – ウェビナーの集客方法: 最後に
ウェビナーを継続的に行い、しっかり集客をしていくためには、お客さまに役に立つ情報を提供し続けることです。ウェビナーの目的や参加対象者にもよりますが、一方的に製品やサービスの紹介をするだけではなく、あくまで参加者が困っていることや課題を解決できる情報や学べるコンテンツを提供し続けていくことが重要です。顧客志向のデジタルマーケティングに力を入れましょう。
また、セミナーを開催する流れも含めた記事「ウェビナーとは? 初心者にもわかりやすくウェビナーを解説」、Zoomウェビナーの紹介記事「Zoom ウェビナー を開催する手順や使い方を詳しく解説」も参考にしてみてください。ウェビナーは、オンラインでの重要な営業、マーケティング活動の一つです。
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