『 はじめてのマーケティング 』シリーズ – プロフィール拝見詐欺メール
知らない営業担当者から、突然メールやメッセージを受信することはよくあるかと思います。今朝も受信しました。そこの中で「 プロフィールを拝見 」という記載がありました。この「プロフィールを拝見」という言葉は、 プロフィール拝見詐欺メール になってしまうリスクがあります。気をつけて使わないと敵を作るかもしれません。今日は、それについて思ったことをご紹介します。
「 プロフィールを拝見 」と書かれたメールが営業担当者から届く
まったく知らない営業担当者から「プロフィールを拝見し、●●業務のお力添えをさせていただきたく、ご連絡差し上げました」とメールをもらいました。まずは、「プロフィールをご覧いただきありがとうございます」と思いました。ただ、、、
自分に関係ない悩みや課題を持っていることになっている
「えっと、どういうこと?」
メッセージの中盤に、僕が「●●といった課題やお悩み」を持っていることになっています。
プロフィールのどこを見て、そのような課題や悩みを持っていると判断したのだろうか?
妄想しても、その悩みを持っているという結論には至らないと思います。。
プロフィールを見ていない人なら、適当に(対象は絞っているかもしれませんが)メールやメッセージを送っているから、「そんな課題持っていませんけど…」みたいなことはあり得ますが。。
プロフィールを本当に見ていただいるのであれば、もう少しプロフィールから想像できる課題になるのではないだろうか。
なぜ「●●といった観点での課題やお悩みに対して、お力添えできるかと存じます」なのか?
プロフィール拝見詐欺メール は時間も奪う
プロフィールを拝見したと書いてあったので、相手の方は、わざわざ時間を使っていただき、さらに、こちらの悩みを解決する提案をしていただけるかもと思ったので、無視しませんでした。自分もマーケティングや営業をやっているし、メールを送ってくれた営業担当者の方にも失礼だと思ったので、時間を割きました。
でも、明らかに「違う相手に送っているのか?」と思うような内容を見ると、完全に裏切られた気持ちになります。メッセージ内に、僕の名前が数回登場するのですが・・・
僕の中では、「 プロフィール拝見詐欺メール 」確定です。これはマルウェアとか悪意のあるよくある手段です。スパムです。
こういうスタイルで営業活動をされると、「こちらの時間が奪われた」「適当なことばかり言っている」「本当にプロフィールを見たのか?」など思い始めてしまいます。すると、敵にしか見えなくなります。
少なくとも、僕はこの文章を書こうと思った時点で、ダークサイドに堕ちています😀
「その営業担当者は敵」、さらに「その会社も敵」となっています。
また、こういうことが起きることをわかっていて、メッセージを読んでしまう自分にも怒りというか、情けないと感じてしまいます😀。
プロフィール拝見詐欺メールを送ってくる人から買おうと思わない
もう少し丁寧に書きますと、このメッセージを送った人は、「自分のことしか考えていない」のです。これは、売れない営業担当者や結果を出せないマーケティング担当者で共通していることかと思います。
どんなにうまいことを言っても、相手のことを全然考えていないのです。相手に対して真摯に向き合っていないため、それが相手に伝わります。結局、「この人から買おう」とは思わない流れになります。
決まったテンプレートを使ってメッセージを送っているんだなぁとか、文章途中に名前を入れるなどテクニックを使っているんだなぁというのが分かっていると、さらにイラッとさせられます。
プロフィールを拝見したと書くことで、相手に期待させるからダメというよりは、やはり、もっと相手に対して真摯に向き合う、相手の立場になって、相手のことを本当に考えることが大事だと思います。気をつけたいと思います。