『 はじめてのマーケティング 』シリーズ – マーケティングの目的
マーケティングの目的 とは?
マーケティングの目的は、お客さまについて十分に理解し、お客さまに合った価値あるものを提供し、買っていただく仕組みをつくることです。米国マーケティング協会 (AMA)は、マーケティングを「顧客・クライアント・パートナー・社会にとって価値あるものを、創り伝え届け交換するための、様々な活動・プロセス・組織」と定義しています。
現場で実行最優先をする顧客志向のマーケティングはシンプル
ルイス・キャロル の不思議の国のアリスでチシャ猫が「それはおまえ次第だよ。 どっちへ行きたいか分からなければ、 どっちの道へ行ったって大した違いはないさ。」というセリフがあります。どこへ行きたいかが分からなければ、どこにも行けません。どこへ向かっているのかを知らなければ、目的地にいつ着けるか分かりません。
ビジネスもマーケティングも同様です。すべてはお客さま起点であり、目的ありきです。まずは目的を明確にする必要があります。またマーケティングの目的や方向性を決めるためには、会社のミッションや経営方針も踏まえなければなりません。
しかし、現場で実行最優先をする顧客志向のマーケティングはシンプルです。顧客起点で開発・生産・提供を行うことです。また、マーケティングの目的にたどり着くための道筋として、数値目標(KPIやメトリックス)を立てます。目標値があれば達成度もわかり、より結果を出せるマーケティング活動が可能になります。
マーケティングの目標例
- 売上を上げる
- 利益を増やす
- 市場シェアを増やす
- 商談数を増やす
- 見込み客の数を増やす
- 認知度を上げる
- 広告やPR活動の効果アップ
- コンバージョン率(リード数に対してクロージングした件数の割合)の改善
- その他マーケティング活動のROI改善
適切な目的・目標を立てましょう。そして、お客さま起点のマーケティング活動を具体的に計画しましょう。