AMTUL とは、消費者の購買行動プロセスを説明するモデルのひとつです。認知(Aware)、記憶(Memory)、試用(Trial)、本格的使用(Usage)、ブランド固定(Loyalty)と5つに分類し、その頭文字をとったものです。
AMTULは、ブランドの認知から、試用を経て、本格的な使用、愛用に至るまでと、購買行動を長期的に捉えているモデルです。短期的な購買衝動に着目しているAIDMAよりも、各段階での顧客の状態が定量化しやすいのが特徴です。
- 認知する : 広告、ニュース、ソーシャルネットワークなどを通じて、商品やサービスを知る
- 記憶する : 商品やサービスの内容を覚える
- 試用する : 商品やサービスを試しに使う
- 使用する : 定期的に、あるいは継続的に商品やサービスを使う
- 必ず使う : 常に同じ商品やサービスを使用する。今後も使用する
例えば、
- 「○○と聞いて思い浮かべるブランドは何ですか?」
- 「知っていますか?」
- 「使ったことはありますか?」
- 「現在も使っていますか?」
- 「今後も使いたいですか?」
などの質問をすることにより、各段階を数値化して捉える事ができます。さらに比較することにより、割合を分析し、問題点を明確化し、何を改善すべきかが見えてきます。