『こじらせ仕事のトリセツ』の「落とし穴⑭」を一部無料公開します。

こじらせ仕事のトリセツ

落とし穴⑭ いつも頑張りすぎていませんか?

忙しくても心を亡くさずに、仕事を進めるコツ

「仕事が忙しくて、ほかのことを考える余裕がない」
「最近、ずっとイライラしている」
「残業や休日出勤で寝不足になり、身も心も疲れた」

仕事が忙しすぎて、このような状態になっていませんか?
「忙しい」という言葉は、文字通り「心を亡くす」ということです。
心に余裕がない状態で仕事を続けると、配慮が足りない言動をしてしまい、人間関係を悪くしてしまうこともあります。

そこで、忙しいと思ったとき、どうすれば心を亡くさずに仕事を進められるかですが、根本的には、仕事を減らすことです。

「会社や上司が決めることだから、減らすのは無理」という人は少なくないでしょう。
しかし、たとえば今抱えている仕事がすぐに終わらない状況であれば、新たに仕事を引き受けないということはできるのではないでしょうか。

「今やっている仕事を終わらせてからだと、○○までにはできると思いますが、大丈夫ですか」と代替案を出せば、相手もあなたの状況を理解してくれます。
ほかの人にお願いしたり、締め切りを延ばしてくれたりするでしょう。
心に余裕がないと感じるときは、何でもかんでも仕事を引き受けないことです。
そして1人で仕事を抱え込まないことです。
まわりの人と協力しながら、手分けして対応できないかを検討しましょう。

それでも自分が抱えている仕事の量や負担が多いと感じる人は、仕事の優先順位やスケジュールを立て、今やることと、やらないことをはっきりさせましょう。
仕事の依頼者と相談しながら、優先順位を決め、段取りをして、仕事を進めるのです。

また、完璧という自己満足を求めて、必要以上に時間を費やさないことです。
その仕事で求められる最低限の基準を明確にして、スケジュールを立てて、仕事を進めましょう。

仕事で責任を果たすことは大事ですが、燃え尽きてしまっては、何もいいことはありません。
ここで挙げたポイントを見直し、心身とも健全な状態で、しっかりと成果を出していきましょう。

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