令和上司のすすめ 研修 〜 「部下の力を引き出す」は最高の仕事

開催趣旨

マネジメントする力が、これまで以上に求められる時代に

上司の立場になると、部下や後輩のために時間を使うことが増えます。目標達成や締切厳守などのプレッシャーを日々受けながら、他の人の仕事の進捗や悩みにも気を使わなければなりません。多くの日本のマネージャーは、プレイヤーとして自分のことだけではなく、マネージャーとして部下や後輩の仕事の成果を育成も求められます。

しかし、「思うように成果を出してくれない」「何度、注意しても直らない」「自分で考えて、動いてくれない」「部下が成長しない」と思い至ることも多いです。自分でやればラクなのに、イライラさせられる。部下に感情的にあたってしまうこともある。このような悩みを抱える上司は多いです。

とはいえ、私たち一人ひとりで出せる成果はたかが知れています。仕事の規模が大きくなり、関わる人数や予算が増えるほど、一人で関係する仕事は少なくなります。部下やチームと協力し合いながら、成果を出す必要ががあります。

共感を得るリーダーの9割がやっているシンプルで愚直な仕事

私は、外資系企業でマーケティング責任者(日本、韓国、東南アジア、オセアニア)として、アジア以外にもドイツやアメリカなど、国や部署が違うリーダーやマネージャーといわれる上司たちと仕事をしてきました。一緒に仕事をすることで、グローバル環境下の厳しい状況でも柔軟に対応し、何とかして結果を出す働き方に接してきました。

このグローバルで活躍する上司の働き方、特に共通してみられる行動特性は、これまで以上に、日本の上司に必要なものになるだろうと考えています。令和の時代に求められる、この上司の働き方、それを実践できるのが『令和上司』です。

本研修では、多様な文化背景や経験を持つメンバーに共通の価値基準を持たせ、コミットした目標に向けて協働する働き方をやさしく体系化しました。その内容は、人と人とのつながりを大切にした、実直なまでに地道な仕事の考え方や行動です。シンプルなものばかりですが、これに従い、実践すれば、どんな会社でも活躍できるでしょう。つまり、あなたのマネジメント力が上がります。本研修が、今後、更に活躍するあなたのキャリアに役立つことができれば、という動機で開催企画した次第です。

参加対象

  • マネジメント業務に不安を抱えている人
  • はじめて部下を持つ立場になった人
  • マネージャーへキャリアアップしたいと考えている人
  • 部下のマネジメントでストレスを抱えている人
  • 部下や後輩の育成に関わる管理職
  • HR(人材開発、育成・研修、人事)、教育関係者

参加者にもたらす効果

  • 令和の時代に求められる上司の姿をイメージできるようになります
  • 「プレーヤー」から「マネージャー」に頭を切り替える思考法を学べます
  • 部下への仕事の任せ方やフィードバックなどの成長支援術を学べます
  • 育てるプロセスを通じて、年齢に関係なく、自身が成長できる勘所をつかめます
  • 上司の悪い癖とその対策のコツを学べ、チームの関係性も良くなります
  • マネジメントのストレスから解放され、チームとしてより大きな成果を出せます

プログラム概要: 令和上司のすすめ – 「部下の力を引き出す」は最高の仕事

本研修では、講義や対話、グループワーク、振り返り、質疑応答も交えながら学んでいただきます。

  1. オリエンテーションとアイスブレイク
    • 令和上司診断
  2. 組織マネジメントの必要性
    • 多様なメンバーと仕事ができなきゃ上司じゃない
    • 多様性に対する「共感力」は必要不可欠 など
  3. マネジメントのマインドセット
    • あなたの当たり前は当たり前ではない
    • 「私の方が優れている」が部下育成を妨げる など
  4. マネジメント実践力アップ
    • 教えるべきことを整理する【教える力】
    • 部下が活躍できるように授ける【任せる力】
    • ほったらかしせずにフォローする【確認する力】
    • 自分が話すよりも相手の話に耳を傾ける【聞く力】
    • 前向きになる率直なフィードバックをする【観察する力】
    • 相手の能力を引き出せるように質問し、コーチングする【導く力】
    • 部下のやる気を引き出し、成長を加速させる【応援する力】
  5. 自分も成長し、成果を出し続ける

研修の進め方について

自己紹介後、診断アプリも使ってマネジメントについて考え、話し合っていきます。現状の課題を整理します。そして、多様なメンバーと仕事をしている事実を踏まえ、どのような心構えで、メンバーと接し、力を引き出していくのかについての解説します。また、部下の成長を支援することについてみんなで話し合い、共有し、学び合います。

成長を支援するプロセスを基に、マネージャーに必要な「教える」「任せる」「確認する」「聞く」「観察する」「導く」「応援する」について、解説やワークを通じて理解を深めます。「問題のタイプにより対応を変える」や「ついついやってしまう悪い癖」について、解説やグループワークを通じて、より理解します。

※参加者の悩みや状況に応じて、柔軟に進め方や内容は変えていきます。みんなで学び、成果につながる研修にしていければと思います。また、ご要望に応じて、カスタマイズいたします。

関連本: 令和上司のすすめ