共感を得るリーダーの9割がやっているシンプルで愚直な仕事
令和の時代に必要な「上司の務め」を棚卸し。
本書は、多様な文化背景や経験を持つメンバーに共通の価値基準を持たせ、コミットした目標に向けて協働する働き方をやさしく体系化しました。
期待するほど、成果を出せていない社員の扱いに苦悩する一方で自身も仕事変容に迫られる上司に、部下への仕事の任せ方やコミュニケーションを詳述します。
チーム・個人双方で結果を残す鉄則を整理します。育てるプロセスから自身が成長できる勘所も紹介します。

Amazonランキング 経営管理部門1位*1

*1 2020年9月17日午前8時確認

著者メッセージ

飯田剛弘

私は、外資系企業でアジア以外にもドイツやアメリカなど、国や部署が違うリーダーやマネージャーと言われる上司たちと仕事をしてきました。 このグローバルで活躍する上司の働き方、特に共通してみられる行動特性は、今まで以上に、日本の上司に必要なものになるだろうと考えています。
令和の時代に求められる、この上司の働き方、それを実践できるのが『令和上司』です。
本書では、令和上司として知っておくべきことをまとめています。
その内容は、人と人とのつながりを大切にした、実直なまでに地道な仕事の考え方や行動です。
大事なことは、「知っている」ではなく、実際に「実践する」ことです。
シンプルなものばかりですが、これに従い、実践すれば、どんな会社でも活躍できるでしょう。
本書が、今後、更に活躍するあなたのキャリアに役立つことができれば、これにまさる喜びはありません。

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こんな方におすすめです

  1. はじめて上司になった人
  2. これから上司になる人
  3. 部下や後輩の育成に関わる上司やベテラン社員
  4. 管理者育成に関わる組織や部門を引っ張る責任者
  5. HR(人材開発、育成・研修、人事)、教育関係者
  6. 管理者育成の教科書的なものをお探しの方
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いただいたカスタマーレビューや書評などをご紹介いたします

必ずしも最初から読む必要はなく、興味のある箇所から読めるような構成になっているのも本書の魅力。ちょっとした時間を利用して、気になるところだけを拾い読みしてもいいわけで、利用価値は高そうです。lifehackerさま

1人でも部下を持っている方や、これから部下を持つ方には、非常に参考になる本だと思います。上司としての「あるべき姿」が理論立てて紹介されつつも、具体的を何をすべきかがわかるように解説されています。活かす読書さま

リモートマネジメントに悩む上司の方はもちろん、部下育成にお悩みの方はぜひお手に取ってみることをおススメします。教え方の細かい手順、上司の持つべきマインド等、非常に参考になる点が満載です。世界累計27万部の著者 コミュニケーションデザイナー 吉田幸弘さま

最大の収穫は、フィードバックに対する理解を深めることができたことでした。大谷更生総合研究所合同会社 代表社員 問題整理の専門家 大谷更生さま

令和になって2年、上司も平成仕様じゃ困りますね。時代に合わせてバージョンアップが必要です。何せ、部下は平成生まれの割合が増えています。年齢や国籍も多様化しています。働き方さえ転職や副業、テレワークやフレックスなど多様化しています。そんな中でもチームを率い、成果を上げるには?上司モデル転換のススメとその方法です。ビジネス選書WEB 本日の選書

まず「具体的」です。なので「分かりやすい、あるある」なんて共感や関心ポイントは多い。デザイン制作会社 社長 Sさま

状況に応じて、いつも手元に置いて確認する本です。外資系企業 HRマネージャー Tさま

部下の立場の私から読んでも「あるある」ネタや共感する箇所がありましたので、部下の人でも楽しめる一冊です。社長室広報宣伝 Hさま

この本の内容について

目次

はじめに

  • 『令和上司』とは?
  • 本書の流れ
  • 簡易チェックリスト

第1章、多様なメンバーと仕事ができなきゃ上司じゃない

  • 多様性に対する「共感力」は必要不可欠
  • 相手だけではなく、自分自身も観察する
  • あなたの当たり前は当たり前ではない
  • 事実と論理で信頼を得る
  • いま求められる「生産性の高いコミュニケーション」
  • 記録に頼ると、偏った考えにならない
  • フェアに付き合わなきゃ上司の資格なし
  • 言葉にするから、はじめて相手に伝わる
  • 違う意見で自分をアップデートする
  • 数字という共通言語でコミュニケーションする
  • 第1章まとめ
  • チェックしましょう!

第2章、「私の方が優れている」が部下育成を妨げる

  • 「部下の力を引き出す」は武器になる
  • 時代錯誤の考え方をアップデートする
  • 「見て学べ」は教えているようで教えていない
  • 上司の悪い癖が直ると、部下は気持ちよく働ける
  • 部下に教える計画を立てていますか?
  • 部下の「モチベーション」に振り回されない
  • 業務本来の目的を間違えない
  • 部下の能力に応じて育て方を変える
  • 最終的にあなたがいなくても回るチームを作る
  • あなたの「こいつダメだな」が部下の成長を止める
  • 過去の成功体験があなたの足を引っ張る
  • 第2章まとめ
  • チェックしましょう!

第3章、教えるべきことを整理する【教える力】

  • 何のためにやるのかを教えるとムダが減る
  • 「目指すところ」を共有するから、同じ方向が見える
  • 目標を合意するから、達成に本気になってもらえる
  • 能力向上の目標も立てる
  • 「教え方が学校と同じ」になっていませんか?
  • チェックリストで合格基準をつくる
  • チェックリストの例
  • チェックリストを作るポイント
  • 相手にわかりやすく教えるコツ
  • 見える化して説明を効率化する
  • 熱意を持って教えることが相手にいいとは限らない
  • 「学ぶ・やってみる・振り返る」の成長サイクルを回す
  • 第3章まとめ
  • チェックしましょう!
〈コラム〉パワーアップ講座:問題のタイプにより対応を変える

第4章、部下が活躍できるように授ける【任せる力】

  • できない上司は「結局、自分でやる」
  • 覚悟を持って、どんどん任せる
  • 相手を傷つける任せ方をやめる
  • 細かく指示して、はじめて仕事内容が伝わる
  • 「どうやるか」の細かすぎる指示は相手の考える力を奪う
  • 相手の実力より少し上の仕事を任せる
  • 3つの責任のうち、どれを果たすかを明確にする
  • 「待つこと」も仕事
  • 権限は部下の成長を加速させる
  • 自分事にできるかが成果と成長のカギ
  • 第4章まとめ
  • チェックしましょう!

第5章、ほったらかしせずにフォローする【確認する力】

  • 押さえるところは押さえる
  • 自分からフォローし、仕事を前進させる
  • 「1on1」が情報共有と部下の成長を促す
  • コミュニケーションは質より量
  • 報告は助け合うための情報共有
  • 何でもかんでも部下に報連相させない
  • 報告や相談される時に注意したいこと
  • 「何をもって大丈夫なのか?」を確認する
  • 仕事以外の話をしてみる
  • 第5章まとめ
  • チェックしましょう!
〈コラム〉パワーアップ講座:リモートチームで仕事をするコツ

第6章、自分が話すよりも相手の話を耳を傾ける【聞く力】

  • 話しかけるなオーラを出さない
  • 部下が話しやすいお膳立てをする
  • 「慌てなくていいよ」の一声が部下の心を開く
  • 「そういう考え方もあるね」で怒りをコントロールしてみる
  • 「部下の行動の責任は自分にある」と考えてみる
  • 「どういう人なんだろう」と思って、相手の話を聞いてみる
  • 事実を積み上げていく
  • 「ただ聞いてほしい」という相談もある
  • 質問攻めしない
  • 第6章まとめ
  • チェックしましょう!

第7章、前向きになる率直なフィードバックをする【観察する力】

  • フィードバックは相手の成長のためにする
  • フィードバックで見える化する
  • できたところは認め、できなかったところは対策を練る
  • ポジティブなフィードバックを心がける
  • 人前で責めるのは、百害あって一利なし
  • 受け入れてもらえるよう、伝えることを諦めない
  • 「私」が「私の言葉」で伝える
  • 現状に満足せず、言うべきことは言う
  • トラブル発生時は責め立てず、一緒に対策する
  • 第7章まとめ
  • チェックしましょう!

第8章、相手の能力を引き出せるように質問し、コーチングする【導く力】

  • 相手が力を発揮できるように質問する
  • うまくいかない時こそ、コーチングのチャンス
  • あなたの質問が、相手の目標達成を支援する
  • 相手から話を聞き出す質問の基本を押さえる
  • 「なぜ?」は使い方次第で最高の問いになる
  • 「3つの何?」で振り返り、改善プランを立てる
  • 最初から具体的に質問してみる
  • はっきりとした要望がコミットを生む
  • 相手に応じて、普段とは違う関わり方をしてみる
  • 部下との話し合いで注意したいこと
  • 第8章まとめ
  • チェックしましょう!

第9章、部下のやる気を引き出し、成長を加速させる【応援する力】

  • 自らのコミットが部下をやる気にさせる
  • 「ストレッチゴール」で飛躍的な成長を実現する
  • やる気スイッチを見つける
  • 成果を出して、自信を育てる
  • 「仕事に夢中になる」から実力がアップする
  • チームが気持ちよく仕事できる雰囲気をつくる
  • 客観的に評価し、部下の行動と成長を加速させる
  • あなたは部下の応援団長
  • 第9章まとめ
  • チェックしましょう!
〈コラム〉パワーアップ講座:ついついやってしまう悪い癖

第10章、自分も成長し、成果を出し続ける

  • 「育てる」は最強の自己成長術
  • 役割が変わる時は、自分をアップデートできるチャンス
  • 分野別メンターで加速度的に成長する
  • 公私ともに全力だから、それぞれで成果を出せる
  • コンディションを整え、成果を出す
  • キャリアをデザインし、自分の道を作り出す
  • 強烈な好奇心で変化を生み出す
  • 第10章まとめ
  • チェックしましょう!

おわりに

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著者プロフィール

飯田剛弘

飯田 剛弘 (いいだ よしひろ)について

愛知県生まれ。2001年、南オレゴン大学卒業(全米大学優等生協会: Phi Kappa Phi 所属)後、インサイトテクノロジー入社。2004年よりインド企業とのソフトウェア共同開発プロジェクトに従事。その傍ら、プロジェクトマネジメント協会(PMI)の標準本の出版翻訳に携わる。マーケティングに特化後は、データベース監査市場にて2年連続シェア1位獲得に貢献。市場シェアを25.6%から47.9%に伸ばす (ミック経済研究所)。

製造業の外資系企業FAROでは、日本、韓国、東南アジア、オセアニアのマーケティング責任者として、日本から海外にいるリモートチームをマネジメント。アジア太平洋地域でのマーケティングやプロジェクトに取り組む。人材育成や多様性のあるチーム作りにも力を入れ、1on1ミーティングは1,000回を超える。

2020年、ビジネスファイターズ合同会社を設立。現在、多様なメンバーと協働し、グローバルビジネスで結果を出してきた経験を基に、経営やマーケティングの支援、グローバル人材の育成やリモートチームのマネジメント支援(研修・講習・執筆)など多方面で活動中。

著書に『童話でわかるプロジェクトマネジメント』(秀和システム)、『仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!』(明日香出版社)、『こじらせ仕事のトリセツ』(技術評論社)がある。

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