ZMOT ( ジーモット )

ZMOT ( ジーモット )とは、Zero Moment of Truthの略で、2010年にGoogleが提唱した購買行動を決める瞬間に関する概念です。

Googleによると、”FMOTはいまだに重要だが、インターネットが普及し、検索エンジンがよく利用されるようになったため、消費者が陳列棚に並んでいる商品を実際に見る前の時点で、消費者とブランドとの間の交流がかなり起きています。我々はこれをZMOTと呼んでいます” とのこと。

情報元:Official Google CPG Blog: The Zero Moment of Truth

つまり、ZMOTでは、何らかの刺激を受け興味を持った、多くの消費者が店に足を運ぶ前に、インターネットで検索を行い、商品の詳細や口コミ情報を収集し下調べをした段階で、要するにFMOTの前の段階で、実質的な購入の意思決定をするようになっているということです。さらに、スマートフォンの普及により、このZMOTにおける刺激、検索、意思決定のプロセスの時間は大幅に短縮しています。

IRIのEconomic Longtitude調査によると、ショッパー(来店客)の83%は店舗に来る前に購買の意思決定をしていると述べています。

Googleの調査によると、
・アメリカの消費者の88%が最終的に購入を決める前にZMOTに絡んでいる
・2011年、消費者が購入の意思決定のためにチェックした情報源の平均は、2011年は10.4個と急増しており、2010年度と比較すると約2倍になっている

情報元:The Zero Moment of Truth Macro Study

ZMOT – Zero Moment of Truth